社会人としてのマインド・マナーまで技術指導と変わらぬ熱量。
常にお客様の存在を想定した実践研修で土台がつくれた

株式会社クレスコ・デジタルテクノロジーズ

ピープル&カルチャー本部 人財戦略推進室 髙村 美智子様

  • SIer
  • 200~500名
  • オーダーメイド研修
  • Java研修
  • インフラ研修

株式会社クレスコ・デジタルテクノロジーズ(以下、「クレスコ・デジタルテクノロジーズ」)は、東証プライム市場上場企業である株式会社クレスコを中心に、人間中心主義に立脚した経営ビジョン『CRESCO Group Ambition 2030』を掲げる「クレスコグループ」の中核企業です。

クレスコ・デジタルテクノロジーズが目指しているのは、「ふたつ先の感動を共に。」というDTパーパスのもと、最先端のIT技術で創造する"わくわくする未来"。その実現に向け、「常にふたつ先の感動を追求し、お客様や仲間と共に成長を愉しみ、無限の可能性に挑み続けるIT/DX人財」の採用・育成にも力を注いでいます。

今回はエンジニアを含む人財開発を統括されているピープル&カルチャー本部 人財戦略推進室の髙村 美智子様に、同社のエンジニア採用・育成方針やITCOLLEGEのオーダーメイド研修の効果を伺いました。

  1. HOME
  2. 研修事例
  3. 株式会社クレスコ・デジタルテクノロジーズ

4つのデジタル技術と4つのソリューション「4×4」でお客様のDXに貢献していく

クレスコ・デジタルテクノロジーズは創業より技術と品質にこだわったものづくりを通じて、お客様から「安心して任せられる存在」であり続けることを使命としてきました。

現在はセキュアなネットワークシステムの設計・構築で培われたデジタルプラットフォーム技術を強みに、プロフェッショナルが技術の粋を結集させた「ネットワーク」「セキュリティ」「クラウド」「ソフトウェア」の4つのデジタル技術と、それらを融合した「デジタルソリューション」「テクノロジーサービス」「プロフェッショナルサービス」「クロステックサービス」の4つのソリューションによる「4×4」のサービスを通じて、業界を超えたDXの実現に取り組んでいます。

「人財育成のモデル企業」として採用・育成の体系化に取り組む

私自身は2025年に入社して以来、ピープル&カルチャー本部 人財戦略推進室にてエンジニアを含む人財の教育・育成を担当しています。

当社のすべてのサービスに共通して言えるのは、その中心にあるのは”人”であるということです。

常にお客様の期待や想像を超える「ふたつ先の感動」を届けるためには、エンジニア一人ひとりが技術と品質を追求し、新たな技術・領域にチャレンジし、お客様や仲間と共に成長を愉しみながらパフォーマンスを高めていくことが欠かせません。また、従来の技術領域に加えて、やはり直近ではAIをどのように取り入れて共創していくかも非常に重要なトピックとなっています。

そのために当社が最も注力しているのは、そういった新しいものに対して「面白い」「やってみたい」という好奇心や主体性を育み、そのマインドを持った人財との出会いをつくること。そして、「人間力・技術力・仕事力」を兼ね備えたプロフェッショナルを育てる育成・教育制度の体系化です。

私たちは「人財育成のモデル企業」を目指しています。それを言語化し、体系的な育成・教育プログラムへと落とし込んで社員の成長を促進していくことが、当社のさらなる持続的な土台づくりに繋がると考えています。

当社が目指すプロフェッショナル像に向かって一人ひとりが「人間力・技術力・仕事力」の3つの力を鍛えるだけでなく、会社という「同じチームの一員」としてメンバー同士で支え合い、学び合い、そして育て合いながら、全員で目標に向かって最大のパフォーマンスを発揮していく流れをつくっていきたいですね。

将来のキャリアを見据え、開発からインフラ構築運用まで体系的に学ばせたい

新卒エンジニアは主にインフラ部門、ソフトウェア部門へ配属になります。2026年度は新卒16名のうち11名がインフラ部門、5名がソフトウェア部門への配属となりました。

とはいえ、まずは当社のシステムエンジニアとして成長していくための足掛かりとして、新卒エンジニアには研修を通じてインフラからソフトウェアまで総合的に学び、ITシステム全体への理解を深めて欲しいと考えています。また、配属後に様々な部門のメンバーと協働することも見据え、社内研修のグループワークやチーム演習では混合チームを編成するなど、様々な施策も取り入れています。

ITCOLLEGEを選び続ける理由は、技術指導と変わらないビジネス指導への熱量

ITCOLLEGEへ初めて研修を依頼したのは2025年度です。複数の外部研修会社にご相談した上で、最終的にITCOLLEGEに依頼する運びになりました。

発注の決め手としては、ITCOLLEGEはIT未経験者や新卒エンジニアに特化して様々な技術研修を展開しているので、それらの事例を組み合わせて当社の求めている研修イメージが叶えられた点かと思います。実際に私自身も、「IT未経験者・新卒エンジニアへの基礎的な研修が充実している」と感じています。

ITCOLLEGEの新卒エンジニア研修は単にIT技術を学ぶサービスではなく、いわば「新卒エンジニアの総合的な土台が鍛えられる研修」だと感じています。

新卒エンジニアにとっては、入社後の初仕事が「研修」になります。本来であれば、仕事には必ず成果やパフォーマンスが求められます。いざ配属されれば「プロのエンジニア」としてのアウトプットを毎日生み出していくことが求められますし、実務で未知のエラーや技術にぶつかった際は自力でもキャッチアップする姿勢が欠かせません。

だからこそ、研修が「会社から離れた場所で”先生が楽しく技術を教えてくれる体験”」で終わってしまっては、彼らのためにならないと考えています。

研修と実務とのギャップが大きいほど、本人が辛くなってしまうと思うんですね。本人のモチベーション低下だけでなく、ひいてはお客様、上司と、関係者全員にとって大きなマイナスに働く可能性さえあります。

その点 ITCOLLEGEであれば、配属後の実務の実態に近い緊張感のある環境で、社会人としてのビジネスマインドや日々のビジネスマナーまで、技術指導と変わらない熱量でみっちり教え込んでくれます。

また、あえて当社オフィスではなくITCOLLEGEの専用会場で研修を実施したことも大きいですね。社内ではどうしても気が緩んでしまうシーンでも外部の研修会場に行くことで引き締めることができますし、私たちから指導する際も「外部研修に行くんだから、社内研修の段階から気を引き締めておくんだよ」と、一貫したメッセージを伝えられます。

ITCOLLEGEでは研修初日のオリエンテーションの時点で「教室は学ぶ場所ではなく最初の配属先」、「研修時間は勉強の時間ではなく実務」、「講師は先生ではなく配属先の先輩」という目線合わせを行い、研修修了までそのスタンスを保って指導してくれるんです。

実務の実態に近い環境で常に「顧客や上長に見られている意識」を持ちながら、基本的な時間管理や報告・連絡・相談から勤怠メールの内容など細部まで実践的に学べたことは、今後彼らがキャリアを築いていく中で非常に重要な経験だったと思っています。

実務に役立つ技術力を習得することも、もちろん大事です。しかし本人たちの今後を想うと、やはり数ヶ月間かけて社会人として大切な価値観や姿勢を学べたことは、目先の技術力を付けることより大きな学びになったのではないかと考えています。

ITCOLLEGEの報告書などを見てもその観点をしっかり取り入れていただいていると感じますし、その指導方針に非常に共感しています。

SEの基礎知識として、ITシステム全体の理解を深めるIT総合研修を実施

2026年度は「SEの基礎知識として、ITシステム全体の理解を深める」というテーマで研修を実施しました。カリキュラムは私のほか、上司や現場責任者と協議して決定しています。各事業部の責任者が現場から吸い上げた意向をまとめつつ、人財育成全体の観点からもアドバイスを受けつつ策定しています。

未経験者と経験者が混在している中でも、未経験者には基礎知識を重点的に、経験者にはさらにスキルアップにつながる知識を重点的にとバランス良く盛り込んで指導いただきましたし、それが配属後の業務にも繋がっていると感じています。

また講師が2名体制でサポートしてくださる点も非常にありがたいです。教室内の前後に講師がいるという配置も含めての質問しやすさや丁寧さ、技術面だけでなく個人の「ついていけないかも」という不安をすぐさまキャッチして面談でフォローしてくださるきめ細やかさは、ITCOLLEGEの魅力のひとつですね。

研修中は周囲についていけるか不安を感じていたメンバーも、毎日会社に来てとても頑張っています。私たちもできる限りのことをしたつもりですが、きっと私たちの知らないシーンも含めて、ITCOLLEGEの講師の方々がとてもフォローしてくださったんだろうと感じます。

彼らにとっては、講師の方々がそれほど支えになっていたんだと思います。私から見ても、技術的な面だけでなく、人間的な成長も含めてフォローしてくださったのだと感じました。

「今の自分にはできない」という弱音を吐いてもいいんだと、困ったら相談して助け合えばいいんだという空気を作ってくださったことで、チームの中で「自分にできることを精一杯やる」「教えてもらうことは素直に教えてもらう」という姿勢が養われたと感じます。

新卒自身も、同期や講師の支えがあってこその「今の自分」だと実感

また同期同士の関係性を見ていて感じるのは、ITCOLLEGEの研修が始まったばかりの4月中旬は今ほど濃い関係ではなかったということです。

未経験者の隣に経験者や理解が早いメンバーを付けてくださったことで、教えるメンバーにとっても多くの学びがあったのだと思います。今回の研修を通じて、同期の中で「大丈夫だよ」と声を掛けて引っ張って行こう、サポートし合おうという気持ちが芽生えたことで、徐々に今の関係性に近付いていったのではないでしょうか。

本人たちの努力もありますが、講師の方々や同期をはじめ、色んな人たちの支えがあって、今回の研修成果に至れたのだと感じます。

彼ら自身もそれを実感しているようで、先輩社員から「研修で印象的だったエピソードは?」といった質問を受ける中で、ほとんど全員がITCOLLEGEの最終課題での学びと、同期の支えがあったと発信しています。

最終課題については「本当に実地に近い環境で進んでいく。要件定義の段階では全てのアイディアを取り入れようと思っていたけど、納期の中でどれかを落とさなければいけないこともあった」といったエピソードが挙がっていました。

学生時代はそういったシビアな経験はなかったでしょうし、おそらく単にIT技術をインプットするだけの研修であれば経験できなかったと思います。実際のプロジェクトを想定してチーム一丸となって取り組んだことで、「自分はこれだけ頑張った」という一人称視点から変化し、「同期や講師の支えがあったからここまで来れた」と感じられるようになったのではないでしょうか。

今後の目標についても発表がある中で、3年後・5年後の未来からバックキャストするメンバーもいれば、1年後・3年後・5年後と上がっていくメンバーもいますが、やはり共通しているのは目標に向かっていく中で、視野が広がり視座が高くなったということです。

講師からは研修当初の段階で「人間力が非常に高い」とご評価いただいておりましたが、この短期間でどうやってその視点を得たのかを振り返ると、おそらく講師から常に「配属後のお客様の存在」を想定してご指導いただいたり、同期と助け合いながら学んだことで、徐々にその思考や観点が身に付いたのだと思います。

やはりポテンシャルを引き出すには本人たちと講師、育成担当が三位一体となって、バランスを取りながら支えていくことが重要だと改めて感じました。

アンケートでも技術力・人間力の両面でポジティブな感想が挙がってきた

新卒全員に対して実施したアンケートを分析したところ、ITCOLLEGEについてはポジティブな感想が多かったです。

多くのメンバーが発信しているキーワードは、「WBS・手順書作成を意識したチーム開発最終開発演習」や「原因の切り分け、確認コマンドの習得を含むトラブルシューティング」、「GithubCopilotを活用したC#でのプログラミング」、「実機やVMware上でのクラウドサーバー構築」、「成長実感」の5つです。力を入れて指導していただいたポイントに近しいのではないかと思います。

また人間的な成長については、「全員の主体性や積極性が増した」、「同期と学び合う・補完し合える関係が築けた」、「協調性や責任感を持てた」といったコメントが多いです。このフィードバックを見ても、今年度の研修目的はおおむね達成できたと感じています。

2025年度は配属直前に外部でマインド研修を実施したのですが、私たちとしては入社後いち早く社会人としてスタートを切って欲しいこともあり、2026年度は入社早々に実施しました。その段階で社会人としてある程度のマインドセットができていたことも大きいと思います。

今年も無事に新入社員研修を終えることができましたが、彼らの本当のキャリアはこれからが本番です。技術については現場での実践や社内勉強会を通じてキャッチアップしてもらいつつ、マインド面については冬にはフォローアップ研修を実施し、入社後半年間の振り返りを行った上で次の視点を学んでもらいたいと考えています。

今後は「人間力・技術力・仕事力」の3つの力をバランス良く身につけてもらうためにマインド教育もさらに強化し、全ての階層に向けて一本の縦軸をもって取り組んでいこうと思っています。まずは腰を据えてじっくりと取り組みながら、効果を見ていきたいと考えています。

今後はさらに実践を通じたトレーニングで「実際の業務」への解像度を高めたい

ITCOLLEGEの研修には満足しています。未経験者と経験者混合で採用しているため基礎を疎かにはできませんし、現在のプログラムで十分に、実務を想定したトレーニングになっていると感じています。

その上であえて改善点を述べるならば、さらに「実際の業務」への解像度を高め、当社の求めるマインドも強化できるような実践を通じたトレーニングへとブラッシュアップしていけるとなお良いと感じます。

私自身としては、技術力の習得にプラスして特に「自ら取りに行く」という主体性をとても大事にしています。

「ふたつ先の感動を共に。」というDTパーパスに向かって、自分だけでもなく、目先だけでもなく、「その先」に行くという想い。「今取り組んでいることは、自分だけでもなく、目先だけでもなく、その先のお客様の問題解決や、より良いサービスに向かっている。そのために、今ここがあるんだ」という、常に先の未来を見据えて「今ここ」に取り組む視点が欲しいんです。

社会人になって、いきなり「先の先を見ろ」と言われると果てしない道のりに感じてしまうかもしれませんが、研修の段階からその視点を持って取り組んで欲しいと考えています。

その一環としてマインド研修も実施していますが、まず第一に今の自分にできることを考えて、自分から行動に移すことの大切さを知って欲しいですし、その視点を他者にも与える側になるという観点が大事だと思いますね。

この観点は講師の方々も様々なシーンで伝えてくださっていましたが、ビジネスでは報酬をいただく以上、楽しいことだけではありません。彼らのためにも、講師も含めて色んな立場の色んな人から伝えていただき、彼らに実感してもらえることを願っています。

会社名株式会社クレスコ・デジタルテクノロジーズ
役員代表取締役社長 岩見 聡
所在地東京都港区芝浦3-1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 20F
設立1998年4月1日
資本金1億円
社員数249名(2026年4月1日現在)
3,602名(クレスコグループ連結、2026年4月1日現在)
事業内容・情報システムに関するコンサルティング及びソリューションサービス業務
・情報システムに関する設計、開発業務
・情報システムに関する運用管理、保守業務
・情報システムに関する調査、分析、評価及び技術支援業務
・ソフトウェア、ハードウェア及び関連機器の開発、輸出入、製造、販売及び賃貸業務
・労働者派遣事業
・前各号に付帯する一切の事業
※クレスコ・デジタルテクノロジーズ社コーポレートサイトより抜粋